ジェズカズガン州(読み)ジェズカズガン(その他表記)Dzhezkazgan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジェズカズガン州」の意味・わかりやすい解説

ジェズカズガン〔州〕
ジェズカズガン
Dzhezkazgan

カザフスタン中部の州。 1973年,それまでのカラガンダ州から分離新設。州都ジェズカズガン。カザフ丘陵南西部を占め,バルハシ湖が南東境をなす。乾燥地域で,人口密度は低い。主要産業は鉱業と冶金業で,ジェズカズガン,カルサクパイ,バルハシに銅鉱床があり,採掘のほか精錬も行われている。またアタスーに鉄とマンガンの鉱床,ジェズドゥイに鉄鉱床がある。農業は牧畜が中心である。そのほかバルハシには水産加工工場が立地する。カラガンダアルマトイを結ぶ鉄道が州東部を通り,西部のジェズカズガンへその支線が延びている。面積 31万 2600km2。人口 48万 4400 (1995推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android