20世紀西洋人名事典 「ジェロームタロー」の解説
ジェローム タロー
Jérôme Tharaud
1874.3.18 - 1953.1.28
フランスの作家。
元・ブダペスト大学教授。
本名Ernest。
高等師範学校で学び、ブダペスト大学教授を務める。弟ジャンと創作に従事し、1898年「ひよわな人足」で文壇デビューし、1906年「高名な作家ディングリー」(’02年)でゴンクール賞を受賞し、一躍タロー兄弟の名で有名になる。又、’19年全作品に対し文学大賞が授与される。’38年アカデミー・フランセーズ会員となる。戦争や革命を題材とし、エグゾチスムを基調に、古典的文体・構成で弟が企画原案し、兄が補筆完成させる。他の作品に「十字架の蔭で」(’17年)、「アラーの騎士」(’35年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報