ジャパンバッシング(その他表記)Japan bashing

デジタル大辞泉 「ジャパンバッシング」の意味・読み・例文・類語

ジャパン‐バッシング(Japan bashing)

米国や欧州諸国による日本たたき。袋だたきのように日本経済面政治面で攻撃すること。特に、日本の経済が巨大となり、日米間の経済摩擦が激化するにつれて、米国内、特に議会内外表面化した現象

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャパンバッシング」の意味・わかりやすい解説

ジャパン・バッシング
Japan bashing

日本の急速な経済大国化を背景に,1985年頃からアメリカを中心に高まった日本非難。日本たたきともいう。アメリカの対日貿易赤字急増を契機に,レーガン政権は 1985年ドル高・円安政策放棄を決め,また 1988年にはスーパー 301条の積極的発動を含む新通商政策を掲げた。こうした政策転換に影響を与えたのがアメリカ議会のジャパン・バッシングであり,1985年5月には対日非難決議が上下両院で可決された。その後も日米の貿易収支の不均衡は拡大し,また日本の対応も建設市場,半導体など個別品目や総合的政策で遅れたため,ジャパン・バッシングはやまなかった。 1987年には東芝機械ココム違反事件によって不公正な日本という見方が定着し,ジャパン・バッシングはピークに達した。

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