20世紀西洋人名事典 「ジャンケーロール」の解説
ジャン ケーロール
Jean Cayrol
1911.6.6 -
フランスの詩人,小説家。
ボルドー生まれ。
1928年から詩作を発表。第二次世界大戦中レジスタンス運動に参加、ドイツ軍に捕らえられて収容所生活を送る。「夜と霧の詩篇」(’45年)、「キリスト教徒の王冠」(’49年)などの詩集によって、自己の体験に宗教(カトリック)的意味づけを行う。その詩は高度な精神性、象徴・予言的要素を特徴とする。またヌーボー・ロマンの先駆者として数多くの小説作品もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報