デジタル大辞泉 「ジャンムカシミール州」の意味・読み・例文・類語 ジャンム‐カシミール(Jammu and Kashmir) インド北部にある連邦直轄領の一つ。独立以来、カシミールのインド実効支配地域に設置されていた同名の州が、2019年に2分割された西半。東半はラダック連邦直轄領となった。公用語はウルドゥー語で、住民はイスラム教徒が多い。行政府はスリナガル(夏季)とジャンム(冬季)を移動する。インドはパキスタンが支配するアザド‐バルチスタン州もこの連邦直轄領の一部だとして領有を主張している。ジャムカシミール。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャンムカシミール州」の意味・わかりやすい解説 ジャンム・カシミール〔州〕ジャンム・カシミールJammu and Kashmir インド北西部の州。州都はスリナガルであるが,冬季はジャンムに移る。北,東は中国,北西はアフガニスタン,西はパキスタン領アザド・カシミール准州に接する。帰属をめぐりインドとパキスタン,国境をめぐりインドと中国の係争地となっている。第1次印パ戦争後,1949年にインドの管理地域を連邦に編入して現在の州名とした。面積 10万 569km2。人口 771万 8700 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報