20世紀西洋人名事典 「ジュリエッタマッシーナ」の解説
ジュリエッタ マッシーナ
Giulietta Masina
1920.2.22 -
イタリアの女優。
サン・ジョルジョ・ディ・ピアーノ(ボローニャ近郊)生まれ。
ローマ大学で文学を学ぶかたわら、演劇でも才能を現し始め、1943年フェデリコ・フェリーニのシナリオによるラジオ・ドラマに主演する。これが縁でフェリーニと結婚し、イタリア映画界きってのおしどり夫婦となる。’46年「戦火のかなた」で映画デビューし、’54年フェリーニの「道」で一躍有名になる。ユニークなマスクと演技的才能はフェリーニの映画世界の重要なモチーフとなって、「カビリアの夜」や「魂のジュリエッタ」など傑作を生み出す。その後、映画界から遠ざかるが、’85年「ジンジャーとフレッド」に出演する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報