20世紀西洋人名事典 「ジュールロマン」の解説
ジュール ロマン
Jules Romains
1885.8.26 - 1972.8.14.(18.説あり)
フランスの小説家,劇作家,詩人。
元・国際ペンクラブ会長,元・高等中学校教授。
オート・ロワール県サン・ジュリヤン・ル・シャブトゥイユ村生まれ。
本名ルイ・ファリグール〈Lois Farigoule〉。
1903年秋、個が群集と都市と一つにつながり一体になるという啓示を受け、一体主義(ユナニミスム)を提唱。詩人としてアベイ派に属し、後小説、戯曲を発表。’36〜40年国際ペンクラブ会長。’40年渡米し、自由フランスの代弁者として、フランス国民を支援。’46年アカデミー会員。作品に「一体生活」(’08年)、三部作「プシシェ」(’22〜29年)、世界的な広がりを得た「善意の人々」(’32〜47年)、傑作喜劇「クノック」(’23年)や反ファシズムを呼びかけた「ヨーロッパの問題」(’33年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報