じょろもく

精選版 日本国語大辞典 「じょろもく」の意味・読み・例文・類語

じょろ‐もく

  1. 〘 名詞 〙 褐藻類ホンダワラ科の海藻。本州中南部から九州沿岸に分布し、干潮線下の岩上に着生する。体は高さ一~三メートル。根は盤状をし、径五~七センチメートル。茎は扁円柱形で、上部から表面にこぶのある多数の枝葉羽状に出す。紡錘形の胞が枝の上部に生じる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「じょろもく」の意味・わかりやすい解説

ジョロモク
Cystophyllum sisymbrioides

褐藻類ヒバマタ目ホンダワラ科の海藻。長さ1~2mぐらいになる。盤状の根で低潮線付近の海底岩盤に固着し,藻体は長い茎とその上部から羽状に出た主枝とから成る。線状で羽状に分裂した葉と,紡錘形の気胞とをつける。雌雄異株,円柱形の生殖器托を生じる。中部地方瀬戸内海,九州西岸および朝鮮半島に分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android