20世紀西洋人名事典 「ジョンフォード」の解説
ジョン フォード
John Ford
1895.2.1 - 1973.8.31
米国の映画監督。
メイン州ケイプ・エリザベス生まれ。
本名Sean Aloysius O’Freeney。
1914年に映画界入りし、大道具係などを経て、’17年「台風」で監督を務める。’24年「アイアンホース」で認められ、’35年「男の敵」でアカデミー監督賞を受賞。ダドリー・ニコルズとのコンビで’39年「駅馬車」を製作、西部劇の最高傑作と言われた。次作「怒りの葡萄」(’40年)、「わが谷は緑なりき」(’41年)でアカデミー監督賞を2年連続受賞。アイルランド系の正義感と家族愛が社会の矛盾に目を向けるというテーマが多く、俳優のジョン・ウェインを常に起用するなど、家族的な雰囲気を好む特徴があった。「静かなる男」(’52年)で4度目のアカデミー監督賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報