20世紀西洋人名事典 「ジョン・H.ローソン」の解説
ジョン・H. ローソン
John Howard Lawson
1894 - 1977
米国の劇作家。
寄席演芸の伝統を生かした巧妙な政治風刺の作品「行進聖歌」(1925年)は’20年代の表現主義の典型とされた。劇作術の巧みさや知的構成を特色とするが、イデオロギー偏向に指摘がある。ほかの作品に「拡声器」(’27年)、「成功物語」(’32年)などがあり、映画論にも優れた業績を残した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報