スウプスク(その他表記)Słupsk

デジタル大辞泉 「スウプスク」の意味・読み・例文・類語

スウプスク(Słupsk)

ポーランド北部の都市。ドイツ語名シュトルプグダニスクの西約110キロメートル、スウピア川沿いに位置する。8世紀にスラブ人が築いた要塞都市に起源し、13世紀にハンザ同盟加入。プロイセン領、ドイツ領を経て、第二次大戦後にポーランド領となった。製靴業自動車工業などの各種工業が盛ん。同国最古の産業遺構とされるゴシック様式の製粉所、ポメラニア公の居城(現在は博物館)などがある。スウープスク

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スウプスク」の意味・わかりやすい解説

スウプスク
Słupsk

ポーランド北部,ポモルスキェ県の都市。ドイツ語ではシュトルプ Stolp。ポーランド沿岸地帯の中央,バルト海から 18km南方に位置し,スウピア川下流に臨む。8世紀からのスラブ人要塞都市で,10世紀末にポーランドの一部となる。 13世紀ハンザ同盟に加入,14世紀初頭以後ブランデンブルク辺境伯領,ドイツ騎士団支配を経て,17世紀にホーエンツォレルン家支配下に入り,1945年ポーランド領となる。第2次世界大戦で大きな被害を受けた。製材業,家具製造業,機械工業が主産業。人口9万 9943 (2002) 。

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世界大百科事典(旧版)内のスウプスクの言及

【ポモジェ】より

…オーデル河口のシュチェチンは西ポモジェの中心であるが,西ポモジェ地方はかつてグーツヘルシャフト経営の有力な地域で,第2次大戦後は国営農場による社会主義農業の地位が高く,小農経営が多いポーランドの他の地方と性格がやや異なる。ポモジェ地方の主要都市として,上記のほかにスタルガルド・シュチェチンスキ(人口7万3300),コシャリン,スゥプスク(10万2600),トチェフ(6万0600)がある。【山本 茂】。…

※「スウプスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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