スキョル朝(読み)スキョルちょう(英語表記)Skjoldung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スキョル朝」の意味・わかりやすい解説

スキョル朝
スキョルちょう
Skjoldung

スカンジナビア半島南部,デンマーク人の故地スコネに出た伝説上の英雄スキョルを祖とする王朝 (小部族諸王国の一つ) 。スキョルとその子孫についてはアングロ・サクソン叙事詩ベーオウルフ』 (8世紀頃) やアイスランドの「サガ」に述べられている。5世紀以後ユトラント (ユラン) 半島やスウェーデンにも勢力を及ぼしたと伝えられ,実在が確実なのちのデンマーク王たちはスキョル朝を名のっている。

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