20世紀西洋人名事典 「ステファンジェロムスキ」の解説
ステファン ジェロムスキ
Stefan Żeromski
1864 - 1925
ポーランドの作家。
キエルツェ(当時のロシア領)生まれ。
没落貴族の家に生まれ、貧困な幼年時代を過ごす。初期の作品「からすどもが我々を食いつくす」(1895年)、「シシフォスの仕事」(1898年)ではポーランド農村の社会的葛藤を描く。批判的リアリズムと叙情的な文体でポーランド文学最高の評価を得、国家独立後も指導的地位を占める。代表作に「家なき人々」(1900年)、「灰」(’04年)、「罪の物語」(’08年)、「早春」(’25年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報