ストック改善技術(読み)すとっくかいぜんぎじゅつ

知恵蔵 「ストック改善技術」の解説

ストック改善技術

住宅においてストック(stock)は既存の住宅を指し、増築や設備水準の向上などを施すことで時代の要請に合った良質なストックとすることを、ストック改善という。リフォーム(reform)、リニューアル(renewal)などの語も同様の意味で用いられる。近年では専用住宅内だけでなく、マンションの共用部も含む大掛かりな改善工事も注目され、都市基盤整備公団(現・UR都市機構)などで、先駆的な取り組みがなされてきた。公営住宅においても昭和40年代に建設された集合住宅を中心に、スーパーリフォーム事業と称し、取り組みが始まっている。そうした事業を支える技術として、戸境壁や床などを一部除去することで従前の2戸を1戸にする規模の拡大技術、住戸内の設備を更新する技術、また一般住戸を高齢者住居に改変する技術やエレベーターを新設する技術等が適用されているほか、様々なストック改善技術が開発途上にある。

(松村秀一 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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