最新 地学事典 「ストロンボリ火山」の解説
ストロンボリかざん
ストロンボリ火山
Stromboli volcano
地中海リパリ諸島の一つを形成する第四紀成層火山。最初海底火山として出発し,主山体は海抜926m,海底からは2,700mの円錐形成層火山となる。岩石は主として輝石安山岩と粗面玄武岩。その後,山体の北西斜面が破壊され,扇形の陥没地形が生じた。現在の火口はこの地形内の海抜700mくらいの所にあり,数個の小火口の集りからなる。2,000年以上にわたる歴史時代を通じてほとんど休みなしに活動を続け,マグマ柱の頂部はほぼ一定の高さにとどまっている。噴火は高温の岩塊・マグマの破片・火山弾などを間欠的に放出する様式で,ストロンボリ式噴火と呼ばれる。歴史時代に活動しているマグマは粗面玄武岩質(SiO249~52%)。
執筆者:荒牧 重雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

