デジタル大辞泉 「スヒーダム」の意味・読み・例文・類語 スヒーダム(Schiedam) オランダ南西部、ゾイトホラント州の都市。ロッテルダムの西に位置し、同一都市圏を構成する。河港があり、各種工業が盛ん。ジンの産地として有名。聖女リドビナを祭る教会がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スヒーダム」の意味・わかりやすい解説 スヒーダムSchiedam オランダ南西部,ゾイトホラント州の都市。ロッテルダムの西郊,スヒー川とニーウェマース川 (新ムーズ川) の合流点に位置する。 1273年都市権を獲得。魚と穀物の交易で栄えたが,17世紀以後次第にロッテルダムに繁栄を奪われた。 15世紀の聖堂,17世紀の市庁舎,両替所 (1792) などの建造物が残る。河港をもち,造船,鋳造,機械,ガラス,化学,製材などの工業が立地するほか,ジンとリキュールの製造で知られ,リキュール博物館もある。ロッテルダムの大都市圏に包含されている。人口7万 1117 (1992推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「スヒーダム」の意味・わかりやすい解説 スヒーダムすひーだむSchiedam オランダ南西部、ゾイト・ホラント州中部の都市。人口7万6102(2001)。スヒー川がニューエ・マース川に合流する地点に位置する。河港での取引と造船、ガラス、化学などの工業が活発である。市内には醸造所が多く、とくにジンの世界的な産地である。町はスヒー川のダムに起源を有し、1273年には自治都市となって漁港、貿易港として繁栄したが、16世紀以降は東に隣接するロッテルダムの台頭によって衰退した。13世紀の城跡をはじめ、ヤン教会、市庁舎などの歴史的建築物が多く残る。[長谷川孝治] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例