スマイス鉱(読み)スマイスこう

最新 地学事典 「スマイス鉱」の解説

スマイスこう
スマイス鉱

smythite

化学組成(Fe, Ni)9S11鉱物。三方晶系,空間群, 格子定数a0.347nm, c3.44, 単位格子中1分子含む。新鮮なときは真鍮色,さびて褐色味を帯びた黒色,金属光沢,六角板状~葉片状結晶。底面劈開完全,硬度VHN388, 磁硫鉄鉱より軟らかく,針で傷つく。比重約4.32(測定値,計算値)。強磁性。反射光で桃色がかったクリーム色,反射多色性・反射異方性ともに強。スカルン鉱床,石灰岩の晶洞中,正マグマ鉱床,含ニッケル鉱石の風化産物,堆積性硫化鉄鉱床などから黄鉄鉱・磁硫鉄鉱・白鉄鉱・磁鉄鉱閃亜鉛鉱・方鉛鉱・黄銅鉱方解石などとともに産出。米国,プリンストン大学の鉱山地質学者C.H. Smyth(1866~1937)にちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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