スルフォニール尿素剤(読み)スルフォニールにょうそざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スルフォニール尿素剤」の意味・わかりやすい解説

スルフォニール尿素剤
スルフォニールにょうそざい

糖尿病の血糖コントロール薬の一つ。 1955年に西独で発見され,日本では 57年から使われている。この薬が血糖を低下させる仕組みはまだ完全に分かっていない。この薬が膵臓のランゲルハンス島B細胞 (インスリンを生産し血液に分泌する働きをする細胞) を刺激して蓄えられているインスリンを血液中に追い出し,血液のインスリン濃度を増やすことによってインスリン作用を盛んにし,それによって血液中のブドウ糖 (血糖) が身体の細胞に取り込まれ,エネルギー源として利用される結果,血糖が減少すると考える説が有力。しかし,最近になって,この薬が筋肉や脂肪など末梢組織の細胞のインスリンに対する感受性を高めることによってインスリン作用を助長し,血糖が減少するという考えも有力になってきた。

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