スレーター-ポーリング曲線(読み)スレーターポーリングキョクセン

化学辞典 第2版 の解説

スレーター-ポーリング曲線
スレーターポーリングキョクセン
Slater-Pauling's curve

3d遷移金属およびその合金強磁性体のT = 0 K における飽和磁化を1原子当たりの磁気モーメントmS(ボーア磁子 μB単位としている)になおしたものと,1原子当たりの平均電子数との関係を示す曲線.図に示すように,Feは2.2μB元素としてはもっとも高い mS をもつが,mS の最高値はFe-Coの合金にみられる.曲線の右半分は45°の下り傾斜をもつ直線で,その大部分は面心立方格子である.枝の曲線はMn,Cr,Vなどを含む合金に対するもので,これらを含むと mS は急激に小さくなる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

法則の辞典 の解説

スレーター‐ポーリング曲線【Slater-Pauling curve】

3d遷移金属およびその合金の強磁性体について,その飽和磁化を絶対零度に外挿した,1原子当たりの磁気モーメントに換算した値(ボーア磁子単位)を,1原子当たりの平均電子数に対してプロットして得られる曲線.平均電子数が26.5付近に極大をもち,Fe-Co,Fe-Ni系が最大の磁気モーメントを示すことがわかる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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