日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーパーアース」の意味・わかりやすい解説 スーパーアースすーぱーあーすSuper Earth 系外惑星のなかで地球の数倍程度の質量があり、岩石や金属などの固体成分を主体とすると推定された惑星。巨大地球型惑星ともいう。系外惑星として初期に発見されたホットジュピター(系外惑星系の主星の近傍を周回する木星程度の大型ガス惑星)とは対照的に、スーパーアースには生命が存在する可能性が高いため、ハビタブルゾーン(生命が存在できる範囲)内での探索が行われている。[編集部 2023年7月19日][参照項目] | 系外惑星 | ハビタブルゾーン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「スーパーアース」の解説 スーパーアース(巨大地球型惑星) 地球同様に、主に岩石や金属といった固体成分から構成されていると考えられている惑星で、地球の数倍~10倍程度の質量を持つものを指す。2005年に太陽系外惑星の中から初めて発見された。条件が揃っていれば、水の存在、果ては生命の存在も期待できるとされている。2013年6月25日、欧州南天天文台は太陽系から近い距離にある恒星を周回する3個の「スーパーアース(巨大地球型惑星)」が見つかったと発表。3惑星は全て、理論上では生命が存在できる領域に位置しているという。3惑星は恒星「グリーゼ667C(Gliese 667C)」を周回する最大7個の惑星群の一部で、地球からの距離が22光年と比較的近い。 (2013-6-28) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報