最新 地学事典 「セレン鉱床」の解説
セレンこうしょう
セレン鉱床
selenium deposit
セレン単独の鉱床は稀。セレン鉱物には,セレン硫黄,セレン鉛鉱,硫セレン銀鉱,ナウマン鉱,セレン銅鉱,クルークス鉱などがあるが,資源的にはセレン鉱物より硫化物の硫黄を同型置換するセレンが重要。銅精錬の副産物として電解沈殿物から回収される。比較的セレンに富む鉱床は,マグマ鉱床,浅熱水金鉱床,多金属熱水鉱床,堆積鉱床など。世界のセレン年産量は3,000t(2021年),うち中国37%,日本25%,ロシア10%,ベルギー7%。世界の埋蔵量は10万t(2021年)。
執筆者:正路 徹也・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

