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堆積鉱床 たいせきこうしょうsedimentary deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

堆積鉱床
たいせきこうしょう
sedimentary deposit

堆積岩の生成過程で,有用な地下資源が濃集した鉱床をいう。この種の鉱床に産するものとしては石炭,石油,天然ガスなどのほか,鉄鉱層石灰岩ドロマイトケイ藻土などがある。これらは厚い堆積岩の中に層状をなして夾在するので,成層鉱床ともいう。このほかアルミニウム,金,白金などもこの種の鉱床として産することがあり,また岩塩,カリ塩などの蒸発鉱床も堆積鉱床の一種である。

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百科事典マイペディアの解説

堆積鉱床【たいせきこうしょう】

火成鉱床変成鉱床と並んで鉱床を成因によって3大別した場合の一つ。流水,風,生物,化学的沈殿,地表水の蒸発などの作用によって地表またはその近くに生成された鉱床。
→関連項目鉱床

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世界大百科事典 第2版の解説

たいせきこうしょう【堆積鉱床 sedimentary deposit】

地表付近における風化,浸食,運搬を含めた堆積作用全般と,それに引き続く続成作用により生成される鉱床。火成鉱床,変成鉱床とならんで鉱床を成因上で三大別したうちの一つである。鉱層をなして広く分布し,大規模な鉱床をつくることが多い。堆積作用と続成作用は,非常に複雑な地質現象を含んでおり,堆積鉱床の成因も多岐にわたるために,まだ十分に体系化されていない。堆積鉱床は先カンブリア時代から現世までのあらゆる時代のものが知られているが,先カンブリア時代前半の始生代では,大気中に遊離酸素がなく,地表での風化・浸食の様子も現在とは異なっていた。

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大辞林 第三版の解説

たいせきこうしょう【堆積鉱床】

堆積作用の過程で有用鉱物が濃集してできた鉱床。石炭・石油などはこの例。水成鉱床。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

堆積鉱床
たいせきこうしょう
sedimentary deposit

風化、侵食、運搬を含む堆積作用全般と、それに引き続く続成作用によって形成される鉱床。火成鉱床、変成鉱床とともに、鉱床を成因により三大別したうちの一つ。層状をなして広く分布し、大規模な鉱床をつくる例が多い。堆積作用、続成作用は複雑な地質現象であるため、堆積鉱床の成因も多岐にわたっており、まだ十分に体系的な分類はなされていない。風化、侵食、運搬の過程で元素や鉱物の選別、濃集がおこれば、風化残留鉱床、ボーキサイト鉱床(アルミニウムのもっとも主要な供給源)、漂砂鉱床などが形成される。堆積物とともに同生鉱床をつくる例は多種多様で、礫(れき)岩に伴う金・ウラン鉱床(例としては、南アフリカ共和国ウィトワーテルスランド地方の含金礫岩が世界的に有名)、粗い砂岩に伴う銅鉱床(ザンビアのカッパーベルト地方)、細かい砂岩に伴う鉛・亜鉛鉱床(カナダのサリバン鉱床)、泥質岩に伴う銅鉱床、鉛・亜鉛鉱床(ヨーロッパ全域に広がる含銅頁(けつ)岩)、石灰質岩石に伴う鉛・亜鉛鉱床(北アメリカのミシシッピバレー型鉱床)などが代表的なものである。先カンブリア時代のある時期に全世界的な規模で沈殿した縞(しま)状鉄鉱鉱床は、大陸地域に広く分布した良質な鉄資源として重要である。このほか、堆積性マンガン鉱床、カリの資源として重要な岩塩鉱床など、資源上重要な堆積鉱床の例は数多く分布している。[島崎英彦]

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