最新 地学事典 「ゼオライト鉱床」の解説
ゼオライトこうしょう
ゼオライト鉱床
zeolite deposit
沸石の一種または数種を主構成鉱物とする鉱床。沸石鉱床とも。成因的に,日本などの造山帯にみられる埋没続成作用またはカルデラ型沸石化作用によるものと,大陸のアルカリ塩湖型続成作用によるものとがある。いずれも火山ガラスを原物質とする層状鉱床が多い。前者の主要構成鉱物はクリノプチロル沸石かモルデン沸石,または両者。グリーンタフ地域の北海道長万部・秋田県二ッ井・宮城県板颪・山形県板谷・島根県石見などが代表的鉱床。ハンガリー・ブルガリア・ユーゴスラビア・ギリシアなどにも同型鉱床。後者の主構成鉱物はクリノタイロライト,または灰十字沸石・菱沸石・フェリエ沸石・エリオン沸石の一種または数種の組合せ。米国西部のモンタナ・アイダホ・ネバダ・カルフォルニア各州などに多数の鉱床があり,南米・アフリカ北部・トルコなどにも同型鉱床がある。
執筆者:歌田 実
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

