ゼンパッハの戦い(読み)ぜんぱっはのたたかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゼンパッハの戦い」の意味・わかりやすい解説

ゼンパッハの戦い
ぜんぱっはのたたかい

1386年7月9日、スイス軍がオーストリアの騎士軍に勝利を収めた戦い。スイス諸州は、ハプスブルク家支配に抗して、1291年以来、盟約を結んで独立の歩みを進め、14世紀中ごろには、八州が加盟するまでになったが、なかでもルツェルンはオーストリアからの完全な離脱を求めて行動したので、オーストリア公レオポルト3世は、重装騎兵1400を含む4000の征討の軍をおこした。これに対し約1500のスイス軍は、ルツェルンの北西のゼンパッハSempachの、騎行に不向きな狭い坂道に迎撃し、オーストリア軍は、レオポルトを含め1600余の戦死者を出して敗走した。1315年モルガルテンの戦いとともに、スイスの独立を記念する戦闘とされている。

[中井晶夫]

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