ソラスズメダイ
そらすずめだい / 空雀鯛
neon damsel
[学] Pomacentrus coelestis
硬骨魚綱スズキ目スズメダイ科に属する海水魚。千葉県と新潟県以南、南西諸島、および朝鮮半島に分布する。体は長卵形で全長約7センチメートルの小形種。体は鮮やかな青色で、幼魚は腹部と尾びれが黄色。水深数メートルくらいまでの岩礁域に生息し、成熟した雄は夏に礫(れき)の表面を掃除して数尾の雌に産卵させ、数百粒の粘着卵を保護する。卵は水温25℃で4、5日で孵化(ふか)する。食用とはされず、観賞魚とされる。
[井田 齋]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ソラスズメダイ
Pomacentrus coelestis
スズキ目スズメダイ科の海水魚。観賞用として飼育される。体は長卵形で全長 8cm内外。口は小さい。体の上面は美しい青色,下面および後部は黄色で,胸鰭のつけ根の部分が黒い。千葉県以南の暖海の磯に分布する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のソラスズメダイの言及
【スズメダイ】より
…本科は日本周辺に見られるものだけでも17属90種という大世帯の科だが,いずれも卵円形の小型種で,色彩豊かで,クマノミをはじめ水族館の人気者が多い。南方系で科としての分布は本州中部以南だが,多くの種類が熱帯,亜熱帯のサンゴ礁にすみ,本州の磯で見られるのは[オヤビッチャ](イラスト),イソスズメダイ,シマスズメダイ,ソラスズメダイ(イラスト)などである。 スズメダイはこの科の中でもっとも北まで分布する種である。…
※「ソラスズメダイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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