ソーホー

デジタル大辞泉 「ソーホー」の意味・読み・例文・類語

ソーホー(Soho)

ロンドンの中心街地区にある歓楽街。外国人経営のレストランが多い。

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精選版 日本国語大辞典 「ソーホー」の意味・読み・例文・類語

ソーホー

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( [英語] SOHO [英語] small office home office の略 ) 自宅などでパソコン通信ネットワークを駆使してビジネスを展開する小規模事業者や個人事業者をいう。
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ] ( SoHo [英語] South of Houston Street の略 ) アメリカ、ニューヨーク市マンハッタン南西部の地区。一九六〇年代以降、倉庫などを改造した住居(ロフト)に芸術家が多く住み、前衛芸術ファッションの中心地となる。
    2. [ 二 ] ( Soho ) イギリス、ロンドンにある歓楽街。外国人の経営するレストランが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソーホー」の意味・わかりやすい解説

ソーホー
そーほー
Soho

イギリスの首都ロンドンの都心、ウェストミンスター区の一角を占める有名な歓楽街。国際色豊かで、ほとんど世界中の料理も食べられ、世界中の食品を入手できる。セックス産業に関係するクラブ劇場もある。17世紀に亡命してきたフランスの新教徒ユグノーが住み着いた場所。なお、この地名にちなんでアメリカのニューヨーク市マンハッタンにもソーホーSo Ho(South of Houston Street)という一画があり、ファッション、美術、音楽の中心地となっている。

[久保田武]

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世界大百科事典(旧版)内のソーホーの言及

【グリニチ・ビレッジ】より

…古本屋,小劇場,アート・ショップ,骨董屋,詩の朗読会を行うコーヒー店などが建ち並び,以後は〈ビレッジ〉と言えば,知的・芸術的自由の雰囲気の代名詞のようであった。だが1960年代になると,その魅力がかえってわざわいし,家賃その他が急騰,芸術家や作家は,南のソーホーや東のイースト・ビレッジに逃げ出さざるをえなくなる。そしてビレッジは,急速に昔の姿を失ってきている。…

【ロンドン】より

…ここにかつてシティ西端の市門があって,そこから西がウェスト・エンドである。ウェスト・エンドでは多様な性格の地域が入りまじっているが,リンカンズ・イン・フィールズなどの高級住宅街,ソーホーを中心とする歓楽街,セルフリッジ,リバティーなどのデパートや著名な商店の並ぶオックスフォード街,リージェント街,ピカデリーなど,またオックスフォード街の北部に広がる大英博物館やロンドン大学などのある文教地区(知識人が蝟集(いしゆう)したスクエアの名をとって,ブルームズベリー地区と総称することもある)などがある。さらに南西へ行くと政治の中心地ウェストミンスターの中心部に入り,国会議事堂やバッキンガム宮殿のほか,ハイド・パーク,グリーン・パークなどの公園が広がり,北方にはロンドン動物園を含むリージェント・パークがある。…

※「ソーホー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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