タチクラマゴケ(読み)タチクラマゴケ(英語表記)Selaginella nipponica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タチクラマゴケ」の意味・わかりやすい解説

タチクラマゴケ(立鞍馬苔)
タチクラマゴケ
Selaginella nipponica

イワヒバ科の常緑性シダ植物。関東地方以西の本州,四国,九州および朝鮮半島,中国に分布する。原野山麓湿地日当りのよいところに生える。茎は長さ 15cm前後に達し,多数の枝を出して群生し,密に地表をおおう。茎および葉は上面が暗緑色で,葉はややゆがんだ卵形。直立した小枝の先に胞子嚢穂を各1個つける。大胞子,小胞子の2種類が形成される。和名は茎が立上がるクラマゴケの意。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android