現代外国人名録2016 の解説
タハール ベン・ジェルーン
Tahar Ben-Jelloun
- 職業・肩書
- 作家,詩人,劇作家,ジャーナリスト
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1944年12月1日
- 出生地
- モロッコ・フェズ
- 学歴
- ムハンマド5世大学
- 学位
- 精神医学博士
- 受賞
- ゴンクール賞〔1987年〕「聖なる夜」,レマルク平和賞〔2011年〕
- 経歴
- モロッコ・ラバトのムハンマド5世大学で哲学を学び、詩作を始める。哲学教師となったが、1971年哲学教育のアラビア語化により失職し、フランスへ移住。社会学、社会精神医学を学ぶ傍ら文学作品を発表。民族、歴史、差別などをテーマに小説を発表し、詩やノンフィクションなども手がける。’72年以来「ル・モンド」に寄稿、アラブ・マグレブ社会と文化の専門ジャーナリストとしても活躍。’87年小説「聖なる夜」でゴンクール賞を受賞し、ノーベル文学賞候補にも名前が挙がる。2011年中東民主化運動の進行中の状況を世界に知らせた「アラブの春は終わらない」を刊行、ドイツのレマルク平和賞を受賞。現代フランス語マグレブ文学を代表する作家。他の著書に「歓迎されない人々―フランスのアラブ人」(1984年)、「砂の子ども」(’85年)、「最初の愛はいつも最後の愛」(’95年)、「娘に語る人種差別」(’98年)、「出てゆく」(2006年)など。2012年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報