ダイベストメント

デジタル大辞泉 「ダイベストメント」の意味・読み・例文・類語

ダイベストメント(divestment)

特定の国・地域産業などから)投資を引き上げること。企業が事業部門や子会社売却すること。ディスインベストメント投資撤収

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「ダイベストメント」の解説

ダイベストメント

環境悪化や人権侵害につながる活動をしている企業から、投資や融資を引き揚げることを指す。投資を意味する英語インベストメント」の対義語地球温暖化の関連では、化石燃料業界や、二酸化炭素の排出量が多い石炭火力発電所を持つ電力会社などが対象になることが多い。同様の問題意識から、再生可能エネルギーの利用など、環境配慮や社会貢献などを重視して投資先を選ぶ「ESG投資」も広がっている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「ダイベストメント」の解説

ダイベストメント

投資している金融資産を引き揚げること。持ち株や自社事業の売却、融資の引き揚げ・停止などが含まれる。近年、投資の判断基準として企業のESG(環境・社会・企業統治)に対する取り組みを重視する考え方が広がっており、単純に利潤を追求する目的のほか、環境や健康、社会倫理などにマイナスの影響を及ぼす企業の淘汰をはかる目的でダイベストメントを行う企業や組織もある。例えば、米サンフランシスコ市や英オックスフォード市は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を排出する化石燃料産業からのダイベストメントを宣言し、再生可能エネルギー100パーセント社会への移行を推進しようとしている。

(2020-2-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android