デジタル大辞泉 「だけに」の意味・読み・例文・類語 だけ‐に [連語]《副助詞「だけ」+格助詞「に」》1 限定の意を強める。…に限って。「友だちだけに話す」2 …であるから、なおのこと。「期待が大きかっただけに失望も大きかった」3 …であるから、それにふさわしく。「りっぱな人物だけに多くの人から慕われている」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「だけに」の意味・読み・例文・類語 だけ‐に ( 副助詞「だけ」に格助詞「に」の付いたもの )① その度合にふさわしくの意を表わす。[初出の実例]「直段(ねだん)を聞ば、中は錆ても刀だけに、はっぱといふて、六拾四文にまけてくれぬ」(出典:談義本・教訓雑長持(1752)五)② そうであるからなおさらの意を表わす。[初出の実例]「けにも晴(はれ)にも一人の男だけに、あまやかして奉公にも出しませんから」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例