デジタル大辞泉 「だけ」の意味・読み・例文・類語
だけ[副助]
1 分量・程度・限度を表す。…ほど。…くらい。…かぎり。「走れる
2 範囲を限定する意を表す。…ばかり。…のみ。「学校
3 慣用的に用いられ、種々の意を表す。
㋐「…ば…だけ」「…たら…ただけ」の形で、一方の程度が高まるのに比例して、他方の事柄・状態の程度も高まる意を表す。…につれていっそう。「注意すればする
㋑多く「…だけあって」「…だけのことはある」「…だけに」の形で、素質・能力・価値が相応に発揮される意を表す。「横綱
㋒「…だけでは」「…だけでも」の形で、限定された条件を表す。「口先
[補説]「だけ」は名詞「たけ(丈)」から転じたもので、近世以降になって助詞として用いられるようになった。もとの名詞「たけ」は副詞「ありったけ」などに名残をとどめている。