だっけ(読み)ダッケ

デジタル大辞泉 「だっけ」の意味・読み・例文・類語

だっ‐け

[連語]断定助動詞「だ」+終助詞「け」》
事項過去のこととして詠嘆の気持ちをこめて思い返す意を表す。「昔はよく小説を読んだものだっけ」「みんなで遊んだのはこの路地だっけ
返答を求めたり確認したりする意を表す。「君の年はいくつだっけ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だっけ」の意味・読み・例文・類語

だっ‐け

  1. ( 断定の助動詞「だ」に終助詞「け」が付いたもの ) 詠嘆的に回想したり、記憶を確かめたりする話しことば。
    1. [初出の実例]「どこの人数かしらないが、七八十挺立の関船(せきふね)だっけが」(出典雑兵物語(1683頃)下)
    2. 「そのよふにいやがるものをべんべんときたはおれがつみだっけよ」(出典:洒落本・傾城買二筋道(1798)冬の床)

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