だにも(読み)ダニモ

デジタル大辞泉の解説

だに‐も

[連語]《副助詞「だに」+係助詞「も」》
取り上げた事柄が望みの最小限であることを強く示す。せめて…だけでも。
「三輪山を然(しか)も隠すか雲―心あらなも隠さふべしや」〈・一八〉
軽い事柄をあげてより重い他の事柄のあることを類推させる意を表す。…でさえも。
「年―十とて四つは経にけるをいくたび君をたのみ来ぬらむ」〈伊勢・一六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

だにも

( 連語 )
〔副助詞「だに」に係助詞「も」が付いたもの〕
体言またはこれに準ずるもの、副詞などに接続する。「だに」を強めた言い方。
最小限の物事・状態を取りあげて、それが限度であることを示す。せめて…だけでも。 「三輪山を然しかも隠すか雲-心あらなも隠さふべしや/万葉集 18
軽重いずれかの方向について、その程度のはなはだしい事柄を取りあげて、他を類推させる。でさえ。 「春やとき花やおそきと聞きわかむ鶯-鳴かずもあるかな/古今 春上

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