ダムウエーター(読み)だむうぇーたー(その他表記)dumb waiter

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダムウエーター」の意味・わかりやすい解説

ダムウェーター
だむうぇーたー
dumb waiter

乗用ではない貨物用のエレベーター。厨房(ちゅうぼう)でつくった食べ物運搬、図書館などの書物の運搬、倉庫からの品物の運搬などに使用されている。簡単なものは手動式で、100キログラムぐらいまでのものを10メートル程度上下に輸送するのに用いられている。一般には200キログラム程度までのものを輸送できる電動式で、運転方法はエレベーターと同じである。速度は毎分10~30メートルが多く、人が乗らないため安全装置も簡単なものですますことができる。各階相互間での連絡はブザーを用い、操作は押しボタンで行う。誤って人が乗らないように、床面積は1平方メートル以下、天井の高さも125センチメートル以下に制限されている。

[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む