チェスター動物園(読み)チェスタードウブツエン(その他表記)Chester Zoo

デジタル大辞泉 「チェスター動物園」の意味・読み・例文・類語

チェスター‐どうぶつえん〔‐ドウブツヱン〕【チェスター動物園】

Chester Zoo》英国イングランド北西部の都市チェスターにある同国最大級の動物園。1931年、ジョージ=モッターシェッドの私設動物園として開園。1934年より北イギリス動物園協会が運営する。おりさくの代わりに堀や溝を使う先駆的な動物園建設で知られ、多く絶滅危惧種飼育繁殖を行っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェスター動物園」の意味・わかりやすい解説

チェスター動物園
ちぇすたーどうぶつえん
Chester Zoo

イギリス、チェシャー県の県都チェスターにある動物園。1930年開園。開園当時は個人経営の動物園であったが、34年より北イギリス動物園協会North of England Zoological Societyが運営にあたる。面積45ヘクタール。98年現在の飼育動物は487種4879点(魚類を含む。無脊椎(むせきつい)動物は除く)。イギリスではわりあい新しい建設であるが、花と緑が多くイギリスらしい落ち着いた雰囲気をもつ。ヨーロッパでは最大級の類人猿舎とチンパンジー放飼場は有名で、アラビアガゼルやインコ類の飼育は世界的に知られる。また、1978年に雄のアフリカゾウと雌のアジアゾウとの間の雑種が世界で初めて生まれた動物園である。

[齋藤 勝]

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