事務用機器の一種。小切手、手形、証券、領収書などの額面金額を、書き換え防止のため紙面に刻み込んで印字するもの。1920年代にドイツとアメリカで同時に発明されたといわれるが、起源は明らかではない。字体は洋数字と和数字のものがあるが、ほとんどが洋数字のもので、機能上、手動式と電動式とに大別される。現在日本でもっとも多く使われているのは、手動式のロータリー(回転)式で、これは印字をハンドル操作で指定しながら一字ずつ刻字する方式である。手動式にはこのほかレバー式(L型ともよばれている)といって、所要の印字をあらかじめつまみでセットしたあと、レバーハンドルを引くだけで一斉に印字できるようになっているものもある。また電動式というのは、電話のダイヤル方式になっているもので、一字ずつ打っていく方式、セットした数字をワンタッチで打つ方式などがある。
[野沢松男]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...