チオナフトール

化学辞典 第2版 「チオナフトール」の解説

チオナフトール
チオナフトール
thionaphthol

naphthalenethiol.C10H8S(160.23).1-および2-チオナフトールの位置異性体がある.いずれも相当するスルホン酸誘導体の還元またはグリニャール試薬硫黄との反応によって得られる.1-チオナフトールは,沸点285 ℃(分解),144.8 ℃(1.37 kPa).1.1607.1.682.2-チオナフトールは,板状晶.融点81 ℃,沸点288 ℃(分解),162.7 ℃(2.66 kPa).水に難溶,エタノール,エーテルに易溶.チオール臭を有し,水蒸気蒸留が可能である.チオフェノールと同様の反応をする.皮膚につくと水泡を生じる.ゴムの素練り剤や染料合成の中間体として用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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