普及版 字通 「チ・みずち」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] みずち
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ち)。は二虫の相交わり連なる形。〔説文〕十三上に「の(ごと)くにして。北方にては之れを地螻(ちろう)と謂ふ」とし、また「或いは云ふ、角無きをと曰ふ」とする。司馬相如の〔上林の賦〕に「赤(せいきう)」、揚雄の〔解難〕に「(すいきう)絳」とあって赤色の竜。竜身にしてあり、虎を食うという。はみずち。(きゆう)は、ものの糾纏する形である。
[訓義]
1. みずち、雨竜、赤い竜。
2. 竜の子、竜の雌。
3. 魑に通じ、山神。獣形の神。
4. 猛獣。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 タツ・ミヅチ
[語系]
・・thiaiは同声。(ち)・は虫の相交わる形。(ち)はそのように連ね舒べる意の動詞。
[熟語]
衣▶・雲▶・▶・駕▶・亀▶・虎▶・蛟▶・首▶・鈕▶・頭▶・盤▶・陛▶・魅▶・文▶・竜▶
[下接語]
・怪・・驚・玉・蛟・驤・神・赤・白・蟠・盤・文・奔・竜・霊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報