チャノキ(読み)ちゃのき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャノキ」の意味・わかりやすい解説

チャノキ
ちゃのき / 茶木
[学] Camellia sinensis (L.) Kuntze
Thea sinensis L.

ツバキ科(APG分類:ツバキ科)の常緑低木。人工的に刈り込まなければ高木になる。新枝は緑色で細かい毛があり、次年枝は褐色となる。葉は互生し、細い楕円(だえん)形で長さ4~10センチメートル、鋸歯(きょし)がある。秋、葉腋(ようえき)に2~3センチメートルの白色花を1~3個開く。萼片(がくへん)、花弁ともに5枚、雄しべは多数。子房は毛がある。蒴果(さくか)は翌秋熟し、暗褐色の大きな種子を結ぶ。チャノキ属はツバキ属Camelliaと近く、後者に含めて同一属として扱われることもあるが、チャノキ属は小包葉が2枚であるのに対し、ツバキ属では小包葉が多数あるので区別される。東南アジアに約10種分布し、製茶用に広く栽培される。

[杉山明子 2021年4月16日]

 かつてはチャノキ属として独立していたが現在はツバキ属とされる。

[編集部 2021年4月16日]


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