チャボシライトソウ(読み)ちゃぼしらいとそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャボシライトソウ」の意味・わかりやすい解説

チャボシライトソウ
ちゃぼしらいとそう / 矮鶏白糸草
[学] Chionographis koidzumiana Ohwi

ユリ科(APG分類:シュロソウ科)の多年草。根茎は短い。葉は根生し、卵状長楕円(だえん)形から倒披針(ひしん)形で、縁(へり)は葉柄に近い部分が細かい波状を呈する。5月、穂状花序に多数の白色花を開く。花被片(かひへん)は糸状で細く、3~6本あり、先端がわずかに広い。名は、この花形に由来する。雄しべは4本で、葯(やく)は上部で合着する。雌しべは1本、子房一室中部地方の太平洋沿岸、四国および九州の屋久(やく)島に分布する。

河野昭一 2018年11月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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