20世紀西洋人名事典 「チャールズモーガン」の解説
チャールズ モーガン
Charles Morgan
1894.1.22 - 1958.2.6
英国の小説家。
元・国際ペンクラブ会長。
ケント生まれ。
第一次世界大戦中は海軍に入隊するが、1914〜17年捕虜としてオランダで抑留生活を送る。戦後オックスフォード大学在学中から創作活動を行い、’19年捕虜経験を描いた「士官次室」を発表。’21年にはロンドン・タイムズに入社し、劇評を担当。作品はほかに、第二次世界大戦従軍中に人生・文学についての思いをタイムズ文芸付録に寄稿したエッセー集「鏡に写る影」(’44〜46年)、「精神の自由」(’51年)などがあり、繊細で凝った文体の作風はヨーロッパ、とくにフランスで好評を得た。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報