ちょか

精選版 日本国語大辞典 「ちょか」の意味・読み・例文・類語

ちょか

  1. 〘 名詞 〙
  2. 土瓶(どびん)のこと。〔物類称呼(1775)〕
  3. ( 形動 ) あわてふためくこと。うろついてじっとしていないこと。また、そのさまやその人。
    1. [初出の実例]「あちらへゆき、こちらへゆきして、あはてるを、ゑらいちょかじゃともいふ」(出典:洒落本・箱まくら(1822)上)

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普及版 字通 「ちょか」の読み・字形・画数・意味

価】ちよか

かけね。〔孔子家語、相魯〕初め魯の六畜を鬻(ひさ)ぐ、之れを(いつは)るに價を以てす。孔子を爲すにび、則ち~三にして則ち牛馬を鬻ぐ價せず、羊豚を賣るを加へず。

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食器・調理器具がわかる辞典 「ちょか」の解説

ちょか

底に小さな脚が三本ついている土瓶。薩摩焼のものなどがあり、燗鍋(かんなべ)として使われる。琉球王朝時代の沖縄から伝わったものといわれている。◇「茶家」「千代香」「猪牙」などと書くこともある。

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世界大百科事典(旧版)内のちょかの言及

【泡盛】より

…泡盛の酒器に提子(ひさげ)に似た〈酎家(ちゆうかあ)〉と〈からから〉がある。前者は鹿児島県で〈ちょか〉,後者は鹿児島県で〈からから〉,熊本県球磨地方で〈がら〉と呼ばれる。なお,本土の米焼酎,いも焼酎,麦焼酎などは,すべて泡盛のもろみを酒母としてつくられている。…

【酒器】より

…これに対して,銚子を簡略化した燗鍋は直接火にかける直燗の容器であった。また九州では焼酎を温めて飲むことが多く,鹿児島や沖縄では土瓶形をした〈ちょか〉,熊本県球磨地方では平たいフレスコ形に長い注ぎ口をつけたような〈がら〉と呼ぶ酒器があり,いずれも直接火にかけて用いている。 なお,野外での遊宴などに酒や水を携える場合に,竹筒または筒形の容器が用いられ,これを〈ささえ(小筒,竹筒)〉とか吸筒(すいづつ)と呼んだ。…

※「ちょか」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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