チョモラーリ山(読み)チョモラーリサン(その他表記)Chomo Lhari

デジタル大辞泉 「チョモラーリ山」の意味・読み・例文・類語

チョモラーリ‐さん【チョモラーリ山】

Chomo Lhariヒマラヤ山脈東部の高峰中国チベット自治区ブータン国境に位置する。標高7351メートル。チベット語で「女神聖山」を意味し、聖山の一つとして知られる。1937年、英国チャップマンにより初登頂。チョモラリ山。

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改訂新版 世界大百科事典 「チョモラーリ山」の意味・わかりやすい解説

チョモ・ラーリ[山]
Chomo Lhari

ブータン・チベット境にあるブータン・ヒマラヤの山。標高7315m。チベット語で〈女神の山〉の意でチベット人の聖山の一つ。インドからチベットへの通路であったチュンビ渓谷からよく見え,1937年イギリスのF.S.チャップマンがチベット側からブータンに入り,南稜から東面にまわりこんで登頂,70年にインド・ブータン合同隊(N. クマル隊長)がブータン側から登頂した。ブータンの山は一般の登山隊には公開されていない。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チョモラーリ山」の意味・わかりやすい解説

チョモ・ラーリ山
ちょもらーりさん
Chomo Lhari

アッサム・ヒマラヤ山脈西部にある雄峰。標高7315メートル。中国、チベット自治区とブータンの国境上に孤立してそびえる。高度はさほどでないものの、その美しさと気高さから、チベット人に等しく神聖視されている。チョモ・ラーリとはチベット語で「女神の聖山」を意味する。1937年、イギリスのスペンサー・チャップマンがラサからの帰途、初登頂に成功した。しかし、この地域はまだ多くの未踏地が残されている。

[金子史朗]

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