現代外国人名録2016 「チョン・モンジュン」の解説
チョン・モンジュン
鄭 夢準
Chung Mong-joon
- 職業・肩書
- 政治家,実業家 韓国サッカー協会名誉会長,国際サッカー連盟(FIFA)名誉副会長 元現代重工業会長,元ハンナラ党代表
- 国籍
- 韓国
- 生年月日
- 1951年10月17日
- 出生地
- 釜山
- 学歴
- ソウル大学経済学部〔1975年〕卒,マサチューセッツ工科大学ビジネススクール〔1980年〕修了,ジョンズ・ホプキンズ大学大学院
- 学位
- 国際政治学博士(ジョンズ・ホプキンズ大学)〔1993年〕
- 勲章褒章
- 銀塔産業勲章
- 経歴
- 韓国財閥・現代グループ総帥、鄭周永の六男。1978年グループの要の一つである現代重工業に入社。常務を経て、’82年社長、’87年会長を歴任し、’91年〜2002年顧問。この間、1987年から約3年間東京大学客員教授も務めた。’88年4月の総選挙で無所属から韓国国会議員初当選。’92年の総選挙では韓国国民党より出馬し当選、同党政策委員長を務める。’93年2月国民党を離党。のちハンナラ党(現・セヌリ党)所属。2002年11月新党・国民統合21を旗揚げ、12月に行われる大統領選への出馬を表明するが、盧武鉉候補との候補1本化で断念。2008年4月6選。2008年ハンナラ党最高委員。2009年9月〜2010年6月同党代表。2014年6月ソウル市長選にセヌリ党公認で立候補するが、野党候補に敗れた。一方、1993年韓国サッカー協会会長(2009年より名誉会長)となり、1994年国際サッカー連盟(FIFA)副会長(2011年より名誉副会長)に就任。2002年W杯の韓国誘致に尽力し、1996年5月FIFA理事会で日韓共催が決定。2002年W杯日韓共催大会で韓国組織委員会共同会長を務め、韓国は4強入りを果たすなどW杯を成功に導く。2015年FIFAの次期会長選に立候補を表明していたが、2006年と2010年のW杯開催地決定に向けた手続きで、FIFAの規則に違反したとして、2015年10月活動禁止6年と10万スイスフラン(約1320万円)の罰金を科される。会長選への出馬は実質不可能となった。現代重工業の最大の株主で、2008年米経済誌「フォーブス」による韓国の億万長者第1位となる。著書に「企業経営理念」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報