デジタル大辞泉 「チレボン」の意味・読み・例文・類語 チレボン(Cirebon) インドネシア、ジャワ島西部北岸の港湾都市。旧称チェリボン。ジャカルタの東約200キロメートル、チレボン川の河口に位置する。古くから海上交易の拠点であり、スンダ人、ジャワ人、華僑、アラブ人などの文化が混在する。19世紀はじめまでスルターン王国の都が置かれ、現在もクスプハン王宮、カノマン王宮、カチルボナン王宮が残っている。バティック(ジャワ更紗サラサ)の産地として有名。チルボン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「チレボン」の意味・わかりやすい解説 チレボンちれぼんCirebon インドネシア、ジャワ島西部北岸の港湾都市。旧称チェリボンCheribon。ジャカルタの東約200キロメートル、チレボン川河口にあり、チレメ火山(3078メートル)の北東麓(ろく)に位置する。人口22万3776(1980)、189万1957(2018推計)。1815年まで続いたスルタン王国の首都で、その王宮の遺跡(クセプハン)も残る。砂糖、コーヒーの集散が行われ、華僑(かきょう)、アラブ商人の居住も多い。市の北方にはこの町の創設者といわれるイブン・マウラナの廟(びょう)がある。特色あるバティク(ジャワ更紗(さらさ))生産も有名。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例