チーフ条約(読み)チーフじょうやく(その他表記)Zhi-fu; Chih-fu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チーフ条約」の意味・わかりやすい解説

チーフ(芝罘)条約
チーフじょうやく
Zhi-fu; Chih-fu

1876年 (清,光緒2年) 9月,雲南問題処理のために,中国山東省チーフで清朝とイギリスとの間で結ばれた条約。両国間には,中国雲南省とビルマとの国境をめぐる外交問題が懸案となっていたが,75年インド政庁派遣のビルマ・雲南ルート調査隊員 A.マーガリーが殺害された事件 (→マーガリー事件 ) をきっかけに,イギリスは高姿勢をもって一挙に懸案事項の解決をはかろうとした。列強外交団はイギリスの姿勢を強く批判したが,条約は李鴻章と T.ウェードの間で調印された。事件の賠償,謝罪,外交官吏の待遇に関する協定などのほか,揚子江流域にイギリス勢力の浸透を許す中国側の全面的譲歩を示す条約であった。

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