つつが虫病の古典型と新型

六訂版 家庭医学大全科 の解説

つつが虫病の古典型と新型
(感染症)

 つつが虫病は古くは山形県秋田県新潟県などで夏季河川敷で感染する風土病で、「(つつが)なく」という言葉が生まれるほど、死に至る病気として恐れられていました。これはリケッチアをもつアカツツガムシというダニに吸着されて発症するもので、古典型つつが虫病といいます。

 第二次世界大戦後、この古典型はほとんどみられなくなり、かわってタテツツガムシフトゲツツガムシというダニがもつ、別の型のリケッチアによる新型つつが虫病が出現し、現在では北海道沖縄など一部の地域を除く全国で発生がみられています。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む