ツルギミドロ(その他表記)Draparnaldia plumosa(Vauch.) C.Ag.

改訂新版 世界大百科事典 「ツルギミドロ」の意味・わかりやすい解説

ツルギミドロ
Draparnaldia plumosa(Vauch.) C.Ag.

日本各地の比較的きれいな水の流れる小川や溝の石や杭,その他の基物について生育する草色または明るい緑色の糸状の緑藻で,体は主軸と側枝の区別が明りょうである。主軸は径50μm内外の樽形に近い,似た大きさの細胞が単列に結合して長さ2~3cmになり,対生または互生分枝する。枝も主軸と第2次の側枝との区別が明りょうで,枝の全形は長い紡錘形を呈する。日本には近似の種D.glomerata(Vauch.) Ag.が知られるが,枝の全形が球形または扇形である。生殖には遊走子による無性生殖雌雄の動配偶子による有性生殖が知られる。淡水産の近縁の属ツルギミドロモドキ属Draparnaldiopsisは大型と小型の細胞が交互に連結して主軸ができていること,スティゲオクロニウム属Stigeocloniumは主軸と側枝の区別がやや不明りょうであること,トゲナシツルギ属Claniophoraは枝の先端が刺毛状にならないことで,それぞれ区別される。
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関連語 千原

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツルギミドロ」の意味・わかりやすい解説

ツルギミドロ(剣水泥)
ツルギミドロ
Draparnaldia

緑藻類カエトフォラ目カエトフォラ科。比較的清い水の池や小川の石などに着生する。藻体は1列の細胞が主軸となり,ところどころに細かく束状に分れた細い糸状体がついている。主軸細胞の葉状体帯状数個ピレノイドを伴い,分枝をなす細胞は1個の葉緑体と1~2個のピレノイドをもつ。

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