日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツルハコベ」の意味・わかりやすい解説 ツルハコベつるはこべ / 蔓蘩蔞[学] Stellaria diversiflora Maxim. ナデシコ科(APG分類:ナデシコ科)の多年草。茎は地表をはい、節から根を出す。葉は葉柄があり心臓形、表面には伏毛がある。初夏、葉腋(ようえき)に長い花柄をもつ小さな花をつける。花弁は5枚、白色で深く2裂する。本州、四国、九州の林中に生育し、やや湿った所によく生えるためサワハコベの名がある。ミヤマハコベに似るが、茎や花柄には毛はない。[三木栄二 2021年1月21日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例