20世紀西洋人名事典 「ティティ・モハメド」の解説
ティティ・モハメド
TiTi Mohamed
1925.? -
タンザニアの社会活動家。
ルフィジ郡出身。
1955年出身地のルフィジ郡でタンガニーカ・アフリカ人民同盟(TANU)に約5000人の女性メンバーの動員に成功する。同年、TANUの下部組織としてタンザニア婦人同盟(UWT)の前身である婦人部を結成し、ダルエスサラームの酒造業を営む女性の組織化などに努めた。その後UWT議長として生活改善、女性の地位向上に取り組んだが、’67年の社会主義的路線を決定した「アルーシャ宣言」採択をめぐり、ニエレレ大統領と対立。’70年代には反政府運動によって投獄され、恩赦後は第一線から退いた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報